ピルの消費期限と保存方法
外国では馴染みのあるピルですが、日本では存在は知っているものの、使ったことがないという方が多いです。
ピルとは、経口避妊薬のことで、主に避妊に使われる女性ホルモン剤のことです。
避妊に使われることはもちろんですが、生理周期の変更や月経困難症の緩和、子宮内膜症の治療にも使われています。
女性の卵巣でつくられるホルモン「卵胞ホルモン」と「黄体ホルモン」の2つが主成分になっており、女性ホルモンの作用を利用した薬なのです。
ピルは医薬品であり、体内に入れるものですから、消費期限と保存方法はしっかり確認してから服用するようにしましょう。
消費期限は、医薬品のほとんどが未開封の状態で3年間の品質保証をしています。
保存方法は、高温・多湿・直射日光を避けて保管しましょう。湿気によって変色や変質する成分がありますから、気密性の高い容器に入れることが望ましいです。
箱を開封した場合は、消費期限の書かれた箱を捨てないようにするか、期限を書きとめておくしておく必要があります。
薬には、対症療法(症状を和らげるためにつかう薬)と、その薬の100%の効能を期待する薬とがあります。
ピルの場合は効果が落ちていた場合、避妊への効果に影響することを避けなければなりません。
期限のわからない薬は絶対に服用はせず、再度、処方してもらうようにしましょう。