鶏肉の消費期限と保存方法

スーパーマーケットで販売されている食肉には、消費期限が設定されています。
食肉には鶏肉や豚肉、牛肉があります。

中でも鶏肉についてお話しします。

鶏肉は豚肉や牛肉に比べて熟成が早く進むと言われています。
鶏はと刹後に精肉化されると、肉のうまみ成分でもあるイノシン酸が分泌され、精肉後6時間から10時間までの間にもっともイノシン酸の数値が上昇します。

精肉から24時間以降でイノシン酸は減少します。
精肉として販売される際の消費期限は2日程度で、消費期限が近くなることでマークダウン販売が行われます。

鶏は牛や豚と違い不飽和脂肪酸が多く含まれることから腐敗しやすいと言われ、時間の経過と共に酸化による旨みであるイノシン酸やそれを含む栄養素の低下が進むでしょう。

パック詰めされた精肉に表記されている消費期限は安全性とおいしくいただけることが約束される期間であり、販売者としての表示義務があります。

また、要冷蔵にて保存が行われることが前提として表示されており、常温では著しく劣化が進みます。

購入後冷凍庫にて保存すれば、劣化を避けることが可能ですが、解凍時にうまみ成分が溶け出してしまうことや、肉質が落ちることが避けられません。